「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」を読みました。
絵画や彫刻など、およそアートという範疇で才能が皆無の私は、美術館や博物館で作者に対するリスペクトなどなく、「あ、これ好き!」となれば、ず~~~っと前に陣取り、他の作品は素通りする、大変身勝手な見物人でした。白鳥さんとご一緒させていただいて、改心したいです。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
絵画や彫刻など、およそアートという範疇で才能が皆無の私は、美術館や博物館で作者に対するリスペクトなどなく、「あ、これ好き!」となれば、ず~~~っと前に陣取り、他の作品は素通りする、大変身勝手な見物人でした。白鳥さんとご一緒させていただいて、改心したいです。
外国の伝統食とかソウルフードという文字を見ると、どうしても食べたくなる好奇心の強い食いしん坊な私。新聞記事で教え子たちの懐かしの味を知り、尋ねると、律義な生徒がプレゼントしてくれて・・・クメール語騒ぎは、図書館の偉大さ発見につながりました。
アルツハイマー病を治す奇跡の細胞「フェニックス7」。再生医療は救世主か、それとも悪魔か? 山中伸弥教授のiPS細胞は、その後どんな風に発展しているのか? 医療の繊細な部分と崇高な部分。警察と国家権力の正義と打算。様々な考えが錯綜します。
週刊誌に書かれたトンデモ話。芸能界のゴシップや政財界の権力争い。それらの醜いスキャンダルが、表沙汰にならないよう密かに葬るという、闇のヒーローのような仕事師・日本リスクコントロール社長・寺尾文孝氏。氏の武勇伝をどうぞ。
子供たちの言葉を奪う社会の病理。失われた国語力を再生できるか? 具体的な方法は? 既に取り組んでいる良心的な学校はどこ? 大事な「言葉」について真剣に考えさせてくれる渾身のルポタージュ。これはもうゼッタイ読むべきです。
14歳のヤングケアラーの小説は、ブレイディみかこさんが実際に目にした、限りなくリアルに近い創作なのでしょう。おそらく著者は、大評判になった「ぼくはホワイト・・・」より、こちらの世界を世に問い、訴え、変えたい、というのが本音ではないかと想像します。
辺境ノンフィクション作家の超ド級語学体験記! 語学上達のヒントというより、自分の目標・夢・野望を叶えるための心構え、みたいなものが伝わってくる、面白くてためになる1冊です。リンガラ語のテキストを自作されたなど、著者は天才に限りなく近い秀才です。
住み慣れた東京石神井から博多湾に浮かぶ離島・能古島へ。事件にぶつかりながらも笑顔でかわし、自家菜園で採れる収穫物を愛でながら、いそいそとキッチンに立つハルコさん。老後の指南役に手元に置いておきたい、素敵な本です。
1回きりの人生。行きたいところに行って、見たいものを見て、食べたいものを食べる! 団体旅行に一人参加し、オトナな自分仕様の旅をエンジョイする。いいですねえ。コロナ禍がおさまったら、たくさんの人に勧めたいです。