日本語のオリジナルを「和語」というのはご存じでしょうか。
例えば「冷やす」は和語で「冷却する」は漢語と言います。なんだか漢語の方が、知的に聞こえますか?
では「見守る」と「監視する」はどうでしょう。和語はご近所が子供たちに温かい目を注いでいる感覚、漢語は中国の監視カメラで見張られている体制、という風に感じるのは、私のうがった認識でしょうか。
さて、今回ご紹介するのは、インテリジェンスというか高尚な表現がたくさん紹介されている本です。
中国の故事から派生した言葉が数多くありますが、中でも義務教育(高校でも)では習わないような、とても難しい表現もあり、ひじょおおおうに勉強になりました。
タイトルの「背筋がスッと伸びる」というのは、言いえて妙ですね。本当に一目置かれる人になれそうです。
辞典感覚でも読める《賢者に近づける一冊》。ご興味があればぜひどうぞ。