山下惣一さんの強いご推薦で、この本の存在を知りました。このような素晴らしい書籍を存じ上げなかったことを恥じ入っているくらい、深く心を揺り動かされる内容です。
竹内てるよさんの壮絶な人生。吾子との別れ、再会、そして死別。波乱万丈という四字熟語は、このような人生を表す時にこそ使うべきであると、自分の中途半端な半生に用いていた軽率さを反省しています。
この帯にある「頬」という詩の見事さ、愛情深さ、母の強さ。スゴくないですか? もうボキャブラリーが枯渇して、ため息しか出ません。
良書は手元に残す。というわけで、AMAZON のお世話になりました。本棚で燦然と輝きを放っている、お気に入りの一冊でございます。