「雲を紡ぐ」を読みました!

雲を紡ぐ 伊吹有喜著

林真理子さんのご推薦図書、読ませていただきましたよ!

キーパーソンが私の大好きな”おじいさん”。萌え~です♡ 

「サスティナブル」は私の最近のお気に入りワードで、肝に銘じている言葉ですが、時を越える布・ホームスパンは、まさにそれ。普段使いのものを安っぽいガラクタではなく、クオリティの高い「本物」にする。そうすることで、使い捨てをやめ、モノを愛おしみ大切に使う、丁寧なライフスタイルになる。いいことづくめではないですか?

確かに良いものは”高い”です。この小説の中でも、スマホケースに4800円という値付けで悩むシーンがありました。自分の経済力では、どうしても手が出ないものも、もちろんありますが、プラスチックのゴミで汚染された海の映像を思い出して、土に帰るもの・化学薬品を含んでいないもの・二酸化炭素を出さない行動・etc.etcを意識して活動することを心掛けています。

「雲を紡ぐ」の舞台は盛岡。伊吹さんの筆にかかると、街も食べ物ももちろん人物も、とても魅力的に見え、匂い立ち、動き出します。来年の夏、もし落ち着いていたら、ぜひ東北を巡って、盛岡にも寄りたい。美味しいコーヒーと冷麺ははずせませんね。

ネタバレになると、読書の楽しみを奪ってしまうので、ごくごく周辺情報のみにとどめました。3回涙腺が緩んだことを報告して、終わりにしたいと思います。直木賞、ぜひ獲ってほしい、素敵な物語です。