今日は単純に大笑いできる本の紹介です。
奥田英朗氏の「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」は精神科医・伊良部一郎が活躍(?)する短編集。どれから読んでも、1冊だけ読んでも楽しめます。
訪れる患者(客???)も変なら、医者の伊良部も折り紙付きの「変人」。でもなんだか憎めない・・・空中ブランコの「義父のヅラ」は絶品です。
私が単行本でなく文庫本を買うのは、値段と大きさのこともありますが、時々「文庫本オリジナルの書きおろし」があったりするのも、大きな理由のひとつです。この「舟を編む」には主人公・馬締光也が林香具矢に宛てて書いた「恋文」が収録されており、それが読みたくて、文庫本が出ると同時に買いました。
三浦しをんさんの著作の面白さは、言うまでもありませんが、私がこの本で何度読んでも笑い転げてしまうのは、ソケット・ブースターという架空のキャラクター(おそらくポケモンのパロディ)の大百科を作るくだりです。
私は電子書籍をまだ手にとったことがないので、なんとも言えませんが、紙の本で可能な「好きな箇所を繰り返し手に取って読み返す」という行為は、電子書籍でもできるのでしょうか? ソケブーの箇所には栞が挟んであって、笑いたい時に繰り返し読めるようにしてあります。三浦しをんさん、最強です。
笑いの効用はいろいろあるようですが、難しいことは考えず、一日一笑。おかしくなくても、鏡の前で笑顔を作るだけでも、効果があるそうです。これから受験の本番ですが、笑うことでリラックスするのも、ひとつの方法。笑える一冊を手元に置いて試験に臨めば、きっと良い結果がうまれますよ。上記の4冊なら、きっとどこかに、あなたの笑いのツボがみつかることウケアイます。