運を引き寄せるハウツーものを読むより、これ1冊「そして、ぼくは旅に出た。」大竹英洋著

幸運を引き寄せる○○とか、良い出会いを呼ぶxxの秘訣とか、世に、お手軽にハッピーになれるかの如く喧伝したハウツー本はたっくさん出ています。

でも、リアルな体験談ほど明解なものはない!

大竹英洋さん。なんと素晴らしい、貴重な経験をされたのでしょう。

幼い頃にどっぷり自然の中で遊んだことが、見事に結実していますね。

正しい方向にベクトルが向いていて、堅実に努力を重ねていけば、幸運の女神はちゃんと助けてくれます。カギになるポイントに必ず救いの手が差し伸べられます。

大切なのは、すっ飛ばそうとしないこと。回り道かもしれないその試練は、きっと後に自分を引っ張り上げる原動力になるもんなんです。

私がドイツで仕事が見つかったのは、野球に例えるなら、9回裏に3対0で負けている2アウト満塁の場面で、打順が回ってきたようなものでした。もう、ホームランを打つしかない! そして、打てたのです。ずっとずっと地道に努力をしていたら、ズルはせず、真面目にコツコツやっていたら、願いは叶うんです。

神様はちゃんと見ていますよ。ということを大竹さんは生まれつき気づいていて、イノセントにピュアに、自分の夢に邁進されている方のようですね。

人間が自然を思い通りに支配しようなんて、ばかげたことを考えると、ロクなことはありません。

自然と一体化できるほど、私はワイルドにはなれませんが、いつも自然に「感謝」の気持ちは忘れないでいます。

次はぜひ大竹さんが撮った「ノースウッズ」の写真を拝見させてくださいませ。