Book一覧

医師の書く小説

医療小説を最近よく読むようになりましたが、お医者様の献身には本当に頭が下がります。コロナ禍の最前線で頑張っておられる医療従事者の方々に敬意を表します。ご迷惑をかけないためにも健康第一を心掛けます。

架空の未来か現実か、誉田哲也・背中の蜘蛛

情報が国や警察組織などによって全て把握されてしまったら。例えば、電話で冗談でも危険なことを口にしてしまったため、容疑者にされてしまう。そんな極端なことが起こりえるような、危ない世界を描いた小説です。心してお読みください。

一気読み必至 罪の轍 奥田英朗

著者の好きな時代なのでしょうか? 昭和39年の東京オリンピックを前に、工事現場だらけの日本の首都で、警察の威信に関わる事件が起こり・・・感情が目まぐるしく変わる、最高峰のエンターテインメントです。

綴る女 評伝・宮尾登美子

林真理子さんが手がける「評伝」ということ、また大好きな宮尾登美子先生について綴ったもの、ということで、とても興味深く読みました。ドキュメンタリー作家に鞍替えされては、と思うほど、かなりハマります。

ウィルスがはびこるパニック小説

世間では小松左京氏の「復活の日」が再び脚光を浴びているようですが、こちらの作品にもご注目ください。2枚のマスク配布やPCR検査の不徹底など、行政の硬直ぶりの理由がよく分かる良作です。