芥川賞はちょっと苦手だった私。でもこの2冊はハマりました。
純文学にも「面白い」ものがあるということを、力強く示してくれた2冊。芥川賞作品にはいつも「よくわからない」という感想しか持てなかったのですが、この2品は違っていました。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
純文学にも「面白い」ものがあるということを、力強く示してくれた2冊。芥川賞作品にはいつも「よくわからない」という感想しか持てなかったのですが、この2品は違っていました。
笑いのツボを刺激しそうな4冊のご紹介。奥田英朗の伊良部精神科医シリーズ「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」。三浦しをんの「舟を編む」。いずれも爆笑必至です。
霞ヶ関のことをあまりに赤裸々に書いてしまったために、最後には懲戒免職になってしまった厚生省検疫課長・宮本政於氏。氏の志はどなたかに引き継がれているのでしょうか?
握手をするように人を殺す男って。ロサンゼルスを彷徨する探偵・永岡修が活躍するハードボイルド巨編。伏線の「執念」には唸らされます。
東日本大震災の爪痕が生々しく残る東北地方の小学校に、神戸から赴任した応援教師。かつて阪神淡路大震災を経験した彼だからこそ分かる、被災者の心の傷。涙腺全開でお読みください。
元人気子役という表現はあまりに失礼な気もします。天皇陛下への祝辞を凛々しく堂々と述べていた振り袖姿は、まだ記憶に新しいですね。
さまざまな毒性物質の複合による影響は現代科学でも解明できない。恐るべき環境汚染を食い止めることはできるか?また恐ろしいテーマでごめんなさい。
TBSの日曜劇場の原作と言えば、もう代名詞と言える存在の池井戸潤氏。半沢直樹シリーズは言うに及ばず、「陸王」や「ノーサイド・ゲーム」など常に高視聴率ドラマのヒットメーカーです。
東京裁判で絞首刑を宣告された7人のA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理、外相広田弘毅の生涯を抑制した筆致で克明にたどった、城山三郎氏の代表作です。
「このミステリーがすごい」や「週刊文春ミステリーベスト10」の海外部門で1位を獲得していた、タイムトラベル物の一級品。ラブストーリーとしても楽しめます。