ちいさなくらしの たねレシピ 早川ユミさんの素敵な知恵が集まっています
梅干しを食べた後、種をプランターに埋めてみたり、バジルの種を買ってきて、育ったハーブでジュノベーゼソースを作ったり。どこまで行けるかわかりませんが、自給自足に少しずつ近づけるよう、日々精進しております。良き指南書がこれです。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
梅干しを食べた後、種をプランターに埋めてみたり、バジルの種を買ってきて、育ったハーブでジュノベーゼソースを作ったり。どこまで行けるかわかりませんが、自給自足に少しずつ近づけるよう、日々精進しております。良き指南書がこれです。
学問の苦しさと魅力を、数学者が情熱とさりげないユーモアを交えて綴った随筆集。解説の阿刀田高さんの文章も小粋で絶妙。文庫本ならではの美味しいところが満載です。隙間時間にちょこちょこ読める、味わい深い1冊をぜひ。
ネットの監視システムを侮ると、痛い目に遭いそうです。中国やロシアほどではないにしろ、民主主義国と言われている国々でも、表現の自由はどんどん狭められ、政府や大企業の邪悪な者たちによる包囲網が迫っています。危険回避のためには「読書」です!
ニューヨークでご活躍の椎名誠さんのお嬢様・渡辺葉さん。パワフルなお人柄は、お父様のご著書から漏れ知っておりましたが、素敵な文体で生活感がよ~く伝わる随筆。さすがDNAは争えません。愉しくて料理意欲が湧いてくる、お見事な本です。
文藝春秋での連載中から大好評だったそうですが、日本語で読書を楽しむ者にはタマラない、ビューティフルな随筆集です。魂は身体の細部にこそ宿る。私もかつてコピーライターだった頃、ICチップを作る技術者の、手タレントも真っ青な美しい手を拝見したことを思い出しました。
日本中のためらう人のために撮ったという映画「スタートライン」。監督でこの本「スタートラインに続く日々」の著者でもある今村彩子さんは生まれつきのろう者です。その苦労話は聞こえないからよりも、そのことへの勘違い同情による誤解の方が多そうで。
言葉を理解し、人間と会話もできるゴリラ・ローズ。小説だからこその設定ですが、夫が殺されて裁判を起こし・・・いやはや、その奇抜な発想力、ステキです! 人種問題など奥深いテーマが隠され、読み応え充分のエンタメです。
昭和を駆け抜けた波瀾万丈な母の生き様を、ゴーカイに書ききった娘・ヤマザキマリさん。普通に聴いていたら、え、何それ、ホント? マジ? みたいな母親のエピソードが、実話だというのですから、面白くないわけがありません。
「これ、いるの?」とお互い思えど、言い出せず・・・ 仕事が違えば、性格も趣味も違う、一回り以上歳の離れた夫婦が、順繰りで綴るエッセイ。コロナ禍の京都でのほのぼのとした暮らしの記録です。楽しめます!
月収60万円、ホテル暮らしの15歳少女。求めるのは息のしやすい場所。そんなセンセーショナルな帯が目を引く美しい装丁の本。あなたの子は大丈夫ですか? という問いは、ティーンエイジャーの子を持つ親には、怖い問いかけでしょうね。