「言い方」で損をしないための本。と帯に書かれたこの図鑑。
さすが百戦錬磨の産業カウンセラー、著者・大野萌子さん。「よけいな一言」と「好かれるひと言」を具体的に分かりやすく対比させ、丁寧な説明で納得させてくれます。
人間関係をスムーズにするための「言葉のかけ方」。どんなシーンでも、ちょっとした「ひと言」で人間関係は変化する。どうせ使うなら、お互いが気持ちよくなる言葉を選びたいものですね。
シンプルに「挨拶」から「ほめ方」、「謝り方」、「頼み事をする時」など、図鑑というか辞書と言うべきか、すぐに役立つ内容です。
ハラスメントがやり玉にあがる昨今、暴言の多い上司に「読め!!!」と突き付けてやりたい良書と言えます。
私もネガティブワードを多用しているなあ、と、猛省いたしました。日本語を教える立場としても、繰り返し熟読したい内容です。