陽陽介護という現実

現在、3回目ワクチン接種の予約業務に忙殺されており、大好きな読書をする時間がとれていません(ブログ更新ができていない言い訳ですが・・・)。

電話が殺到していて、せっかくつながったお電話に、できるだけ有益な情報をと思い、こちらは善意で

「どなたかお願いできる方を探していただいて、インターネットでの予約をしてもらえるよう頼んでみることはできないですか?」

と提案するのですが、老人いじめだ、パワハラだ! という返答を返されることもあり、情けなくなります。

たいていのお電話口様は好意的にとってくださり「じゃあ、探してみるわ」となるのですが、ネガティブな返答の方がどうしても印象が強くなり、気分があがりません。

毎日コンスタントに3人くらいから「私に死ねということか(バリエーションは男女により様々)」と言われ、一瞬絶句してから気を取り直し、あらためて予約方法をご提案する毎日。現在の爆発的なオミクロンの感染状況から、お気持ちはよおおおく理解できるのですが、それにしても辛い業務が続きます。愚痴を書いてしまいました。。。

昨日の朝日新聞朝刊2面に《「陽陽介護」窮余の策》とあり、読んで涙が出てきました。介護職員が圧倒的に不足し、コロナの陽性の職員が、やむをえず陽性の入居者を介護している、ということが現実に起きているのだそうです。

私としては、一刻も早くワクチンを接種してもらえるように、頑張ってコールセンターの電話を取って、ご案内できる最良の情報を提供するくらいしか、社会に貢献できませんが。

今朝の朝日新聞には「500ドルの接種証明」という恐ろしいコラムがバグダッドから寄せられていました。ワクチンを打つのは怖い。でも接種していないと仕事がもらえなかったり、給料が支払われなかったりするらしく、偽証明を発行して売りつける悪徳医師がいるのだとか。なんともオソロシイ現実です。

世界中のコロナウィルスがおさまらないと、元の世の中には戻らないでしょう。先が見えない暗い話ばかりで恐縮です。頑張って隙間時間に読書をして、楽しい話題が提供できるよう、努力を重ねる所存です。ご理解ください。