台湾からの Souvenir スヴェニア(お土産)

檜木が HINOKI となっているのが興味深い、ハンドクリームです。

 台湾にもう20年来の友人がいます。クリスマスにちょっとしたものを贈ったら、お礼に「お土産を送る」というメールがきました。

彼女はドイツに留学していた時のクラスメイトで、私たちの会話はドイツ語で行われます。時々お互い分からなくなると「筆談」に変わるのが面白いところです。中国人の偉大な発明”漢字”は、優秀なコミュニケーション手段になります。

留学時代、ヨーロッパ人同士は口頭で意思の疎通を図っていましたが、中国人・韓国人・日本人が集まると、この漢字での対話が盛んになり、好奇心の強いドイツ人が感心していました。表音文字と表意文字の違いですね。

韓国人は歳が上だと充分漢字が理解できますが、若い世代はハングルしか読み書きできないようで、ちょっと残念と思ってしまいます。日本語教育の世界では、漢字を世界に広めようという動きもあるというのに。

クリームは漢字で「霜」と表記するのですね。

台湾には2度行きましたが、この友人がとても裕福で、大きくて立派なおウチに泊めてもらうという幸運に恵まれました。ゲーテの留学生は富裕層の子女が多く、日本人の庶民がそんな中に入ると、ヒエラルキーギャップを感じたものです。

台湾では繁体字が使われているので、書くのは大変ですが、見て理解するのはわりと簡単です。でも発音は難しくて、友人以外との会話は、もっぱら英語に頼っていました。四声がどうしても身につきません。友人の母が作ってくれる料理に「ハオチー」好吃(美味しい)だけは盛んに使いましたが。

日本に来る留学生には中国人も多いので、日本語教育能力検定試験には中国語に関する知識が問われる設問もかなり出てきます。また日本語にすっかり定着している漢語も、試験に出ることが多いです。

いただいたハンドクリームは、ほのかに檜の香りがする、お肌にやさしいクリームでした。大事に使わせてもらいますね。