天は二物も三物も与う「オーストリア滞在記」中谷美紀著

中谷美紀さん。私の印象では「着物の似合う女優さん」。さらに英語だけでなく、フランス語も堪能な才女。

そんな《うらやましい》を絵に描いたような女性が、あろうことか(?)ドイツ人と結婚し、オーストリアに居を構えてドイツ語の勉強に励んでおられる。。。

私にとっては憧憬を通り越して「妬み嫉み」の存在、いやいや、まったくもって「垂涎の的」であります。

この「オーストリア滞在記」。書き下ろしで初版から文庫本なのですが、ヨーロッパ、あるいは少し絞ってドイツ語圏を旅行する際には、ぜひ携帯したい、エッセイ日記です。

お美しくて語学に長け、料理にも造詣が深く。なんかもう、嫌みなくらい素敵な女性ですね。元々好きな女優さんだったので、嫉妬の感情は燃え上がりはしませんでしたが、いいな、いいな、と、心はザルツブルクに飛んでいってしまいました。

このブログ記事のカテゴリーを選択するにあたり、語学にするかグルメにするか悩んだのですが、アルファベット表記の縦書きが多くて読み辛く、グルメにカテゴライズいたしました。

幻冬舎さん、再版の際、願わくばアルファベット部分の印刷を全て横組みにしていただくよう、よろしくお願いいたします。