さむかったら きればいい

あつかったら ぬげばいい ヨシタケシンスケ著

絵本は子どもだけのものではありません。大人だって読んでいいんです。

この「あつかったら ぬげばいい」は私の敬愛する司書さんからの推薦。ちょっと心が疲れた時にオススメです、という言葉に惹かれて借りようとしたら、かなりの予約数。人気の絵本みたいです。どちらかと言うと、大人向けの感が。しみじみと納得できる文言に、ほのぼのとした絵が微笑を誘います。

今まで読んだ絵本でオススメは、「えんとつ町のプペル」にしの あきひろ著。これはクラウドファウンディング形式で書(描)かれた、とても完成度の高い作品です。子どもから大人まで楽しめ、英語の勉強までできてしまう。西野亮廣氏、なかなか商売上手ですね。

「雪とパイナップル」鎌田實著。チェルノブイリの放射能汚染で白血病になった少年と、日本からきた若い看護婦との心の交流を、ベラルーシの美しい自然の挿絵とともに描かれた、心あたたまる感動のノンフィクションです。小学校高学年くらいから大人まで、涙腺をゆるゆるにさせてくれるでしょう。

活字がいっぱい詰まった重い本に疲れたら、少し絵本の世界で頭を休めるのも一興かと。3冊とも、折り紙付きのお勧め作品です。