伝説の女商人・大浦慶の生涯、グッドバイ
胸のすく豪快な女性が主人公の歴史小説。長崎で茶葉を商った伝説の商人・大浦慶の生涯はお馴染みの幕末の志士が次々と登場し、さながら偉人の博物館です。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
胸のすく豪快な女性が主人公の歴史小説。長崎で茶葉を商った伝説の商人・大浦慶の生涯はお馴染みの幕末の志士が次々と登場し、さながら偉人の博物館です。
不倫や離婚騒動でたたかれまくっていた乙武さんを、SNSに疎い私は、ただ密かに「私だけは信じています」と隠れキリシタン状態でしたが、四肢奮迅を読んで、大勢の支持者がいたことを知り、安堵しました。
キーワードは「血のつながり」。これ以上はネタバレになってしまうので、ここでは触れません。期待に必ず応えてくれる、極上のミステリーをどうぞ。
たてまえがなく本音しか言わず考えもしない。そんな警察官が上層部に本当に存在してくれたら。隠蔽捜査というネガティブなタイトルに真っ向から楯突くスーパーヒーローが活躍する、本格警察小説です。
数学が嫌いという人はかなり多く、この本屋大賞受賞作も「数式」という言葉で毛嫌いして読まない人がいるようです。でもそんな理由でこの愛すべき物語の神髄に触れないのは、あまりにもったいない。
ミシェルさんが人生を振り返り、ファーストレディとしての苦悩と喜び、妻として母として良識を持ち続けた奮闘ぶりが克明に書かれた本です。
色鮮やかなタペストリーから真っ白なベッドカバーまで。一針一針心を込めて縫い上げたパッチワークキルトの作品集。2m四方近くもある大きな作品が多く、その膨大な手仕事を思うと、めまいがします。
名古屋フォレストクリニック院長の河野和彦医師が介護ライター・東田勉氏の協力を得て書かれた、素人にも分かりやすい、認知症ケアの図鑑。まずは図書館で見つけてください。
言葉に対するアンテナを広めようと思い、読んでみました。何気なく乱暴な言葉遣いを自分がしていたようで、反省しました。コトバに対する繊細さ、見習おうと思います。
あの故児玉清さんもはまったという有川ひろさんの図書館戦争シリーズ。小説が苦手なら、コミックもあります。映画もあります。でも一番面白いのは、やっぱり小説だと思います。