「汝、星のごとく」2023・本屋大賞受賞作は王道の恋愛小説です
瀬戸内の島で出会った二人の高校生が、惹かれ合い、愛し合い、翻弄され。表紙のビーズとスパンコールと、他もろもろのキラキラしたものが、儚げで愛おしく見えるように、二人の恋愛も芸術作品さながらの切ない美しさで魅了されます。必読です。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
瀬戸内の島で出会った二人の高校生が、惹かれ合い、愛し合い、翻弄され。表紙のビーズとスパンコールと、他もろもろのキラキラしたものが、儚げで愛おしく見えるように、二人の恋愛も芸術作品さながらの切ない美しさで魅了されます。必読です。
いつまでもお元気な印象が強かった椎名誠さんですが、1944年のお生まれなので、もう間もなく80歳という立派な高齢者でいらっしゃるんですね。なんだかず~っとビール片手に世界中を冒険し続けているようなイメージで。そうですか、遺言未満、ですか。
東日本大震災の前と後の両方に対談をされていて、その絶妙のタイミングというか、日本の政治(家)の問題点がはっきり浮き彫りになったところを、ズバズバ切り込んでいるのが、とても面白いんです。祝島、ぜひ行ってみたい(←これは本をお読みください)
翻訳家でいらっしゃる岸本佐知子さんが、膨大な語彙力をひっさげて、見たまま、聞いたまま、想い出すままを綴った、なんとも愉快なエッセイです。ツボにはまると、しばらく笑いが止まらなくなります。健全に笑って健康になりたい方に、ぜひ!
認知症の方は、日本に600万人以上いると言われています。認知症の人も、そうでない人も、誰もが暮らしやすい社会を作るには? まずは、先入観というか「偏見」がありませんか? ありそう・・・という人に、ぜひ推薦したい1冊。読みやすいです。
学校の当たり前をやめ、生徒全員が楽しい学校を目指し、中学校を大転換した勇気ある校長先生。ドラマのような話が実話であるということに感動を覚えます。きっと今でいう大炎上的なクレームがあったでしょうに、西郷校長は矢面に立たれて丁寧に対応されたのでは? 必読書です。
家造り、庭造りの八人の職人が語る「日本文化」の粋さ奥深さ。今は積み木ブロックとパネルの組み合わせで、お手軽に住宅が出来上がっていきます。それはそれで「経済第一」という思想には合致しているのでしょうが、果たしてそれでいいのか。読んで考えてみてください。
霊体験を信じていなかった人は、実際にオカルト的な体験をすると、頭がおかしくなったんじゃないかと自分を疑います。でも、私は素直に魂の存在を信じています。不滅かどうかはわからないけど、守護霊とか、西洋風なら天使とか、守られている実感があります。
荒井由実の原点を描く、デビューまでの軌跡。天才とは、こういう人のことを言うのだなあと、ひたすら羨望の念が浮かびます。ユーミンの数々の歌で、どれだけ私の青春が素敵な彩を放ったか。あらためて松任谷由実様に感謝申し上げたくなりました。
認知症。おそらく全人類がそこはかとない恐怖を、この三つの漢字に抱いているのではないでしょうか。自分の家族や、やがて自分自身にも長生きすれば必ず訪れる「老い」。幸せに年を重ねること、老境を過ごすことの大切さを、教えてくれるコミックです。