コスパとかタイパとか、時代の流れでいろいろな価値観の相違がありますが。
私の考えている「ショートカット」は、このタイパ・コスパに関係しています。
写真の物達。何かお分かりになるでしょうか。着物好きならひょっとして「!」と思うかもしれませんが。
この写真でも「分からん!」という方はいらっしゃると思います。帯留といって、着物のアクセサリーと考えれば良いのですが。この紐は帯締めといって、帯はこの紐で支えられており(つまり腰のところで止まっている)その紐(帯締め)の結び方を工夫したり、あるいはこの帯留を飾ったりするのです。
今年の夏に入る前、たまたま通りかかった呉服店の店頭で、こんな感じの帯留めを発見したのですが、まあまあいいお値段でした。
んなら、自分で作ってみるべ
というわけで、自分で作ってみたんです。ビーズは、母が手芸にはまっていた残骸がたくさんあり、ワイヤーを百均で購入。図書館でビーズアクセサリーの作り方が分かる本を借りてきて、試行錯誤したら、なんとかそれらしいものが出来上がりました。
特に力がかかるモノでもないし、安全面を考慮する必要もなさそうで、着物仲間にプレゼントしても良さげです。
で、ショートカット思考というのは、《お金を稼いで誰かの作ったものを買う》より、《自分で作る》方が場合によっては 安くて速い! という発想であります。
ちょっとした修理なども、まずは《自分で出来る???》かどうかをじっくり考えるようになりました。ヒトに頼むのは、技術やパワー等で、自分では【無理】な時にする。訊いたり調べたりして、補正とか小物作りとか、とにかく自分でやってみよう!
私に時間の余裕があるのが、大きな理由かもしれませんが、なんでもかんでも「お金で解決」は、やっぱ良くないし、ある意味、時間もかかりそうです。
「どこかに行きたい」と思ったら、歩き始めることだ! という先人の言葉もあります。飛行機のチケット代を稼ぐ間に、前へ進もう。
原始的かもしれませんが、少なくとも私は、お陰様で心身ともに健康です。