才色兼備の元人気子役、芦田愛菜さんの「まなの本棚」

芦田愛菜著 まなの本棚

元人気子役という表現は失礼かもしれませんね。天皇陛下への祝辞を凛々しく堂々と述べた姿は、まだ記憶に新しいです。でも私には、マル・マル・モリ・モリ!を元気に歌って踊っていた愛菜ちゃんが、もう中学生になっているのが、ちょっと信じられない感じです。

月日の流れる速さを、子役をされていた俳優さんの成長で感じるというのは、私も老けたなあ。今更ですかね(笑)

本の中で、辻村深月さんが「芦田さん」と呼んでいらしたので、私も芦田さんとお呼びすることにしましょう。

絵本から子供向けの人気シリーズの本、古典や純日本文学、果ては現代小説まで、実に幅広い選書で、恥ずかしながら私の知らない作品もありました。忙しい芦田さんが歯を磨きながらだって読んでいる、というくだりには、もう参りました、降参です、と言うしかありません。

本を読む人が少なくなったと言われて久しいですが、芦田さんの本をきっかけに、できれば若い読者が増えるといいなと、純粋に願っています。