村上春樹の「猫を棄てる」から日本語を考える
なぜ「捨てる」ではなく「棄てる」という字を使っているのか? これが私の最初の疑問でした。結局この謎は解けなかったのですが。日本語の疑問についても綴っています。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
なぜ「捨てる」ではなく「棄てる」という字を使っているのか? これが私の最初の疑問でした。結局この謎は解けなかったのですが。日本語の疑問についても綴っています。
外国人留学生が話す日本語は、時に面白く、ある時は不可解、またある時は新鮮です。彼らの話す「誤用」を検証し、正しい日本語とは、外国語を話す難しさなどを綴りました。
小林宗作先生にささげられた、黒柳徹子さんのミリオンセラー。この名著を英語で読むのも、またオツなものでした。ドロシー・ブリトンさんの易しい英訳が、すんなり頭に入ります。
自分の考えを押し付ける。これが大きくなると、自文化の押し売りやエスノセントリズムにつながり、現代の風潮である「経済第一主義」となる。そしてこれがコロナ禍を世界的に広めてしまった元凶ではないか。熱源を読みながら、壮大なことに思い至りました。。。
まずは日本語を鍛えよ。これぞまさに語学学習の極意である。多感な若かりし頃の数年をドイツで過ごした三森さん。論理的な思考が身についているのにも納得がいきます。そう、まずは母語を磨きましょう。
日本語の乱れは折に触れ言われることですが、この本はNHKの元アナウンサーが真摯に書いているだけあって、とても説得力があります。「正しい、美しい」ではなく、「分かりやすく、的確に」伝えるという姿勢を貫いていて、ハッとさせられるエピソード満載です。
日本語には主語がない文が時々あります。空気を読んで行動するだけでなく、文章も「察しながら」読むのです。高文脈文化が日本の特徴です。
翻訳しにくい外国語というのに時々お目にかかりますが、この FERNWEH という言葉、私の気持ちを表すのにピッタリの表現なんです。
檜木博物館で友人が買った私へのお土産はハンドクリームでした。クリームを漢字では「霜」と表すなど、中国語や漢字の面白さを綴ってみました。
ドイツ語の言葉を漢字に翻訳して並べると日本語になる? 理科の世界には、けっこうドイツ語(あるいはオランダ語?)由来の言葉が見つかって、目から鱗でした。