後工程を考える

綿100%のガーゼ手ぬぐいを2枚買いました。

マスク生活がすっかり定着しましたが、皆さんはどんなマスクを使っていますか?

私は《ゴミ削減》が信条なので、ガーゼ手ぬぐいの手折りマスクを繰り返し使っています。

1枚を袋から出したところ。これを半分に切ります。
切り口を縫いました。たまに針を持つのは楽しい。あくまで「たまに」ですが。
3つに折ります。この紐もコットン100%。肌にやさしいです。
紐をくぐらせて、端を折りこんで、マスクの完成。

折る面を変えて、1日使って、洗濯して、また使う。私的には「とってもエコノミーでエコロジー」なんですが、いかがでしょうか?

とにかく「ごみを減らしたい!」というのが、私の強い要望です。全世界で一体何十億枚のマスクが使い捨てされているのか。考えると眩暈がします。衛生面や健康面を考えると仕方がないとは言え、あまりに無駄、あまりに不経済、あまりにもゴミが多過ぎ!!!

リクルート時代、「後工程を考える」ということを教え込まれました。自分がやった仕事が、次の人にどんな影響を与え、どうすればスムーズに行くか、どう工夫すれば迷惑をかけないか。そういうことをしっかり考えながら、仕事を進める癖を身につけました。週刊誌を作っていたので、毎週毎週、綱渡りのような張りつめた仕事ぶりでした。若かったからこそ、できた仕事だと思います。

小さな話ですが、私のマスクは衛生面では問題ないと思っています。使いこんで、化粧汚れが落ちなくなったり、布がボロボロになったりしたら、最後は雑巾にして、布としてのお役目を全うしてもらう。世界中の使い捨てマスク使用に対する、ささやかな抵抗です。

ごみ収集業の方々がマスクのゴミに苦労されていると、何かで読みました。量もさることながら、コロナ感染の危険度という点でも、気をつけなければなりません。生活をしていく上で、避けては通れない《ゴミ》処理を請け負ってくださっている地味なお仕事従事者の方々に、改めて感謝と敬意の気持ちを表したいと思います。