林真理子一覧

岸惠子自伝 女優・国際ジャーナリストの芳醇なエッセイ風自叙伝。

戦争体験、女優デビュー、人気絶頂期に国際結婚し日本を脱出、フランス人夫との日々、娘との関わり、一流文化人との華やかな交流・・・波乱万丈が服を着て歩いているような、しかもその当人がすこぶるつきの美女となれば、もう興味は尽きません。名著です。

壮大な恋愛小説「自転しながら公転する」

フワフワと浮ついた恋愛ではなく、人間の業や打算やずうずうしさ、一方でとてもピュアな精神など、実に奥深く遠大な恋。林真理子さんは《ちまちました》と表現していらっしゃいましたが、私にとっては、ある意味ものすごく「リアル」な内容でした。タイトルにふさわしい壮大な恋愛小説です。

中島ハルコさんが書いた本です。

林真理子さんのエッセイによれば、キオスクの雑誌を平然と立ち読みする太い神経の持ち主が奥谷さんだそうです。破天荒ぶりは、林さんのエッセイや「最高のオバハン」の原作でご確認を。そして、ご本人のご著書で、独特の見解に触れてみてください。

宗教がテーマの本・2種

宗教を作る話と、宗教にはまる話。どちらも興味深いテーマです。マルチ商法とか投資詐欺など、お金に執着する人の末路は、あまりみっともいいもんじゃありません。万人がささやかな幸せで満足するユートピア。夢でしかないのでしょうか。